出てくる怪物のハリボテ感が強くなってきた件〜ウィッチャー#4 宴、命、葬
第4話のDATA
【主な登場人物】ゲラルト、シリ、イェネファー、ダニーなど
【舞台】シントラ・ブロキロンの森
【原作】A Question of Price(未訳)
シリ出生の秘密が描かれる重要回
第4話のサブタイトルは「宴、命、葬」です。いやー今回は情報量が多く、なおかつ時間が交錯するため、なかなか話が頭に入ってこない方も多いのではないでしょうか?
ただ、今回はウィッチャーサーガの中でも、核となる超重要な出来事が描かれます。
すなわちサブタイトルの「宴」部分。シントラ国の姫、パヴエッタの祝宴です。
祝宴ではパヴェッタに結婚を申し込む者たちが次々と現れるも…という展開。その結婚を申し込んだ1人がこの方です!
騎士アーレンワルドのアーケオンことダニーさん!すげーハリボテ感…なんとなく、スターウォーズのイウォーク族に通じるものがあります。でも、この方割と重要人物ですよね?
シリの母親となるパヴエッタも登場です。パヴェッタは「古き血」の力を解放し(娘のシリと同じ、「叫び声で吹き飛ばす」系の能力)宴は大変なことになります。「古き血」の力はシントラ国王家の血筋に受け継がれています。その持ち主は、巨大な魔力と予言の力を持つとされ、シリが、様々な勢力から狙われるのは、この「古き血」が理由ですな。
あと祝宴にいたマウスサックさん。誰かと思えばウィッチャー3に出てくるドルイドのエルミオンのことのようで…ゲームでは気難しい爺さんとしか思っていませんでしたが、ドラマではいい人っぽいですな。
「驚きの法」に驚いた
さて今回気になったのは、この世界に古くから伝わる魔の契約「驚きの法」ではないでしょうか?
「汝の許にあり、汝がまだ知らぬものを我に与えん」
(「THE WORLD OF THE WITCHER」より)
ダニーはキャランセの夫、ログネルを救った際に「驚きの法」の契約によってパヴエッタを娶る権利を得たといいます。またゲラルトさんも冗談で口にした「驚きの法」によって、シリを得る権利を持つことになります。
いやいや、そんな簡単に王家の姫を渡していいの?と突っ込みたくなりますが、「驚きの法」はこの世界ではかたく信じられているようです。
イェネファーさんキモい昆虫に追いかけられる
サブタイトルの「葬」パートはイェネファーさんです。宮廷魔法使いとなったイェネファーさんはライリアのカリス王妃を護衛するも暗殺者に狙われる、という物語。いやー、これは解釈が難解なパートですね。単に、イェネファーさんの不甲斐なさが際立っただけのようにも見えますが…
ゲラルトパート、イェネファーパートではそれぞれ王族の世継ぎの誕生と死が描かれます。つまりサブタイトルの「命」ということなのでしょうね。
シリパートはダーラが生きていて良かったというのが1番の感想です(笑)