「眠りたい」ゲラルトさんが大騒動を起こす件〜ウィッチャー＃5 内なる望み

 第５話のDATA

【主な登場人物】ゲラルト、ヤスキエル、イェネファー、シリ、カヒルなど

【舞台】ブロキロンの森、リンデなど

【原作】The Last Wish（未訳）

「眠りたい」ゲラルトさんが大騒動を起こす回

　ウィッチャーのシーズン１も折り返し地点です。といっても、原作の短編からドラマ化していますので、このペースだと余裕でシーズン１０ぐらいまでは達しそうな勢いです（笑）

　さて、今回はゲームでも度々語られてきたゲラルトさんとイェネファーさんの「出会い」についての物語です！（ゲーム・ウィッチャー３では「最後の願い」というクエストがありましたよね）

　精霊ジンに３つの願いを言おうとするものの、逆に魔法で商売道具の喉を傷つけられたヤスキエル（ダンディリオン）。ゲラルトは治療法を探してリンデの街にいる女魔法使いのイェネファーを訪ねてみる…というようなショートエピソードです。

　ゲラルトさんは「眠りたい」から願いを叶えてくれる精霊ジンを探しているという、なんだか理解不能の行動となっています。原作では朝食の為に魚釣りをしていたらジンが入っている壺が見つかったというストーリーでしたが、流石に剣士が釣りなんて似合わないと微修正されたのでしょうか？

　しかしドラゴンボールなら地球人を生き返らせてくれ！とか不老不死にしてくれ！とか言うんですが「眠りたい」って…

　ドラマのヤスキエルは第5話まで来て、憎めない軽薄なキャラが原作やゲームのイメージ通りでいい感じです。ゲラルトさんも冷たくしながらも、なんだかんだで命を助けてあげるなど、友情も深まってきた感じです。

　イェネファーさんはいつのまにか、エイダーンの宮廷魔法使いの座も追われていたようで、街で怪しい小遣い稼ぎをしています。まあイェネファーさんのダメっぷりが今回も、明らかになる感じです。幼少期の抑圧の反動からか、自分の欲望、野心丸出しで、この辺はゲームや原作のイメージとは随分違いますよね。

　ゲラルトさんとイェネファーさんの出会いは、反発しながらも惹かれてしまうという王道な感じで、まあ想像よりもロマンティックではなかったかな（笑）

 カヒルのシリに対するストーキングが本格的に

　さて、二ルフガードのシリに対する追跡行はいよいよ本格的になってきました。原作では一押しキャラだった、カヒルさんもなんだかドラマでは相当出番が増えそうな感じです。

　シントラの宮廷付きドルイド、マウスサックが殺されて、ドップラーが成りすましてシリに近づきます。この辺は原作になかった展開だよね？と思いつつ。マウスサックってゲームでいうエルミオンだから、まだ死なないはずなのに…とか考えてしまいます。もしかしたら、マウスサック＝エルミオンがそもそも間違いかもしれませんね。