クリプトチルドレンの日記

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ラ・ラ・ランド〜 全ての人へ贈る「あったかもしれない物語」

監督の才能が溢れ出る作品

ラ・ラ・ランドは公開当時に映画館で鑑賞したのですが、Amazonプライムビデオのラインナップに加わったので、改めて観ました。

 個人的には、今まで観た映画の中でもベストの部類に入る作品です。どのカットを切り取っても素晴らしい映像に加えて、ハリウッドのど定番を外したエンディングが、切なすぎます。

ジャズピアニスト志望のセブ(ライアン・ゴズリング)と女優志望のミア(エマ・ストーン)が出会って恋をして、お互いの夢を叶えつつも、気持ちがすれ違っていく・・・という単純な物語ですが、若き俊英デイミアン・チャゼル監督が、ミュージカルの台詞回しでグイグイと魅せていきます。

いやー冒頭のロサンゼルスの高速道路でのワンカットミュージカルは楽しすぎでしょ。

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何度見ても元気がもらえます。世界中でパロディが作られたのもわかる気がします。

そしてミアとセブが互いに惹かれていくのが、有名なグリフィス・パークでのシーン↓

 

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薄暮の中のツンデレなやりとりが最高です。まあ。総じてエマ・シーン可愛いよねって思います。

ただ圧巻なのは、やはり最後のミュージカルです。人生には、あの時こうしていれば、こうなっていたかもしれないと思う事がありますよね。チャゼル監督はこの「あったかもしれないもう一つの人生」をミュージカルでみせていきます。儚い夢を、観客も追体験できる仕掛けで、これが切なさに拍車をかけるんですね。一方で、でもこれでいんだという・・・納得感。このさじ加減が絶妙です。この「もう一つの人生」をミュージカルにした監督の野心ある試みに素直に脱帽です。

 

ララランドを撮影したのは、デイミアン・チャゼル監督です。脚本も書いています。33歳です。若いです。チャゼル監督の映画と言えば「セッション」も、素晴らしい作品ですよね。ドラマーの主人公とハゲ教師の狂った復讐劇。そう言えば、この「セッション」もハリウッド映画の王道からは外れたストーリーです。

チャゼル監督は「ララランド」にしろ「セッション」にしろ自身で脚本を書いていて、かなり計算を尽くして映画を作っているのがわかります。「ララランド」は残念ながら、アカデミー賞は獲れませんでした。しかし才能溢れるチャゼル監督のこと、いずれ別作品でまた賞レースを賑わすことになるんじゃないでしょうか?