「天気の子」の感想・考察【ネタバレあり】
感想は?
いやー「天気の子」えがったわ〜
安い感動しか持ち合わせていませんが、感動しました、特に帆高くんに。
今回は「東京って怖え」って呟く家出少年、帆高くんの上京物語。そしてボーイ・ミーツ・ガールの物語になっています。
正直そんなに期待していませんでした。「天気の子」?なんのこっちゃです。
あらすじを読んでもピンときませんでした。
「あの光の中に、行ってみたかった」
高1の夏。離島から家出し、東京にやってきた帆高。
しかし生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく見つけた仕事は、
怪しげなオカルト雑誌のライター業だった。
彼のこれからを示唆するかのように、連日降り続ける雨。
そんな中、雑踏ひしめく都会の片隅で、帆高は一人の少女に出会う。
ある事情を抱え、弟とふたりで明るくたくましく暮らすその少女・陽菜。
彼女には、不思議な能力があった。〜「天気の子」STORY
序盤観ていて、うわーつまらないかな〜と思っていました。
が!中盤からの帆高くんの暴走ぶりに、胸が締め付けられるんですよね。
物語自体はシンプルかつ余白が多い作品です。帆高くんが家出した理由も最後まで語られる事はありません。
まあ「例え世界が滅びようとも、君を守る」ってことなんですよね、帆高くん。
帆高、陽菜、凪…名前が示唆するものは?
登場人物の名前はかなり意味がありそうです。
まずは帆高くん。嵐の中だと、船は帆を下ろしますが、劇中、帆高くんは嵐吹き荒れる中、帆を高くあげ、転び傷つきながら進んでいきます。無茶苦茶です。
そして凪くん。女の子にモテて、スマートな凪くんは、いつも凪いだ海そのもの、クールな東京を表現する位置付けでしょう。でも東京人も熱いハートを持っています。
陽菜ちゃん。まあこれは「晴れ女」そのものの名前ですよね。雲間から射す太陽、それは都会でもがく帆高くんにとっても、一筋の光となっています。
性地巡礼〜帆高、陽菜、凪が泊まった池袋のラブホテルはどこなのか?
いきなりゲスいネタに行きますが、池袋はわがホームタウンの一つでもあります。追っ手の警察から逃れ一夜を過ごすため、帆高・陽菜・凪の3人は、池袋の街を彷徨います。
JR池袋駅の東口〜陸橋を渡って北口へと向かったと思いますが、中には見知ったホテルがチラホラ(えっ?)東口の第一インは出ていましたよね(記憶違いならスマン)。
違ったらあれですけど、風俗客御用達のセン◯ラルのフロントもあったような…(えっ?)それで3人が泊まったのはラム◯スクラブかとも思いましたが、カラオケ無かったような気がしますし(えっ?)恐らく北口のラブホテルなんだよなぁ。からあげクンが置いてあるラブホテルはどこなんだ!
帆高、陽菜の降下にエロスを感じた
スカイダイビングみたいな帆高くん、陽菜ちゃんの降下シーンは新海監督のアイデアで流石と唸らされました。スカイダイビングで、飛んでいる人がくっついたり離れたりする場面はテレビとか映像でよくみますが、これを少年少女にやらせるエロさですよ。単純にキスさせない、日本アニメの心意気を感じました。見たか欧米映画よ、チューすればいいってもんじゃないんだぞ!
あれは本当の結末だったのか?
さて今回は2年後・・・みたいなエピローグで終わります。いやこれも全然ありなんです。ありなんですけど、少し蛇足感もありますよね。帆高くん、陽菜ちゃんが鳥居の下で、倒れているシーンで終わり!というパターンもあったんじゃないかと。もちろんこのパターンだと、2人が生きているかどうかわかりません。物議を呼びそうですが!
まあ色々語りましたが「天気の子」最高です!