ゲーム・オブ・スローンズ最終章＃3長き夜【ネタバレあり】
１話丸々戦いが描かれる醍醐味
素晴らしくないですか？今回。個人的には「落とし子の戦い」の映像表現がかなり好きなんですが、それに勝るとも劣らない出色の出来と言っていいでしょう。（調べてみると今回の監督は「落とし子の戦い」を撮影したミゲル・サポニチク監督ですね）
「ナイトキング」束ねる死の軍団との戦いが行われるのは夜。暗闇の中での、戦闘シーンが描かれます。当然、視聴者がみる画面も真っ暗。この割り切りが凄いです。メリサンドルの火、ドラゴンのブレスが、随所随所で演出として計算されています。雲を抜けて、月明かりに照らされたドラゴンの格好良さですよ。
ぶっちゃけ、死者との戦いは、ただのゾンビドラマになる可能性があった訳です。そんな陳腐なものにせず、息づかいや剣戟の音で表現した演出には素直に拍手を送りたいっす👏
ナイトキング・スレイヤーは…
アリアぁあああああああああああああああああああ！！！！と叫びますよね。いやーこれ、サッカー日本代表が逆転ゴールを決めた時のような嬉しさです。「一撃必殺」とはこのことでしょう。ただ、疑問に思ったのは、アリアが夜の王の首を取るというのは、あらかじめ決まっていた作戦だったのか？ということです。
結論から言うと、アリアがメリサンドルに会って、作戦を思い出した、というところでしょうか。
伏線となった前話の「７王国の騎士」を振り返ってみますと、まず、作戦会議でのジョンです。死の軍団に勝つには「夜の王」を仕留めることだ、と語ります。それに応えるようにブランが「夜の王」は僕を狙ってくる、奴をおびき出すとの発言。アリアも1人では行かせない、と語っています。
アリアは、最後おそらくウィアウッドの木から飛び降りてきていますから、待ち構えていたと推理しましたが、どうでしょうね。
アリアがナイト・キングを仕留める際に使った武器が、ヴァリリア鋼のナイフだったというのも、ちょっとした謎ですね。前話でわざわざジェンドリーに作らせた武器ではダメだったのでしょうか？
にしても、神業的なナイフの左から右への持ち替えですよ。往年のマイケルジョーダンのダブルクラッチを思い出したのは、私だけでしょうか？
