クリプトチルドレンの日記

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「ザ・テラー」の次にドラマ化して欲しいダン・シモンズの小説①

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  ドラマ化された極地探検ホラーの「ザ・テラー」ですが、原作者はアメリカの作家、ダン・シモンズ先生です。

 ここ数年は小説を書いていないようですが、SF、伝記ホラー、ハードボイルドなどジャンルを問わず作品を発表し、日本にもファンが多い作家の一人です。私もかなり好きです!

 ダン・シモンズ先生の特徴は何と言っても「ページをめくらせる力」でしょう。とにかく圧倒的で、グイグイ読者を引っ張っていきます。

 

 さて今回はそんなダン・シモンズ先生の小説の中で「ザ・テラー」に続けとばかりに、ドラマ化して欲しい、ベスト3をあげたいと思います。

 いきなりですが!まずは1位です!

1位「殺戮のチェスゲーム」 (1989) 

 アメリカドラマ向きなのは、俄然この「殺戮のチェスゲーム」ではないでしょうか?(すでにドラマ化されていたらごめんなさい)タイトルはあまりそそられないと思いますが、かなり面白いです。

 個人的にダン・シモンズ先生の小説の好きなところの一つが、「ジャンプ漫画」的な要素があるところです。といっても「友情・努力・勝利」のことではありません。ジャンプ漫画には厨二心をくすぐる様々な特殊能力や設定が出てきます。時間を止めたり、手足がゴムのように伸びたりする能力ですね。

 「殺戮のチェスゲーム」では人を操る脳力を持った「マインド・ヴァンパイア」と呼ばれる登場人物たちが壮絶なバトルを繰り広げます。「マインド・ヴァンパイア」たちは三つ巴の戦いをするんですが、そのうちの一人が「メラニー・フラー」という老婆です。強力な能力で、同時に何人もの身体と精神を操ります。そして「バーラント」という大富豪。こちらは「マインド・ヴァンパイア」の仲間を集め、秘密クラブを作り、大統領さえ選び出す絶大な権力を持ちます。そして最後に「ウィリー」という元ナチスの大佐。こちらも強力な能力で、ナチス時代から幾人もの精神を操ってきたという怪物です。

 これらの「マインド・ヴァンパイア」に主人公の精神科医が立ち向かう物語ですが、舞台も章ごとに変わり、話の長さも十分で、ドラマにしたらシーズン5ぐらいまで、いけると思います。ということで、ぜひドラマ化してほしい!

2位については、別エントリーで!